我が家のセキュリティシステム

私の夫は、何かと警察に出向く。貧乏人のセキュリティシステムは「警察」と「近所付き合い」であるというのが彼の持論だ。「おかしいな」「怪しいな」と思ったら、まずは警察。自転車でひとっ走り、駅前の交番まで出向く。

 

見たことのない人が近所を不自然に歩いている。まずは観察、そして後ろ姿でも良いので取り敢えずカメラでパチリだ。証拠写真だそうだ。おおよそはセールスである。ダメ元で撮った見知らぬ人の写真が、しばらくの間、我が家に保存される事になる。

 

電話は特別な防犯機能がついているわけではないが、録音機能が付いており、知らない人からの電話ではそのボタンを押すのが我が家の決まりである。そして、始めに相手の名前、部署、会社の代表電話を聞くのが習慣だ。(これは怪しいセールスなどでは嫌がられ、電話を切る人も多い)

 

最近ではネットを使った詐欺も見逃せない。不安を煽るようなメールなどが届いた場合には、まずはスクリーンショットで撮影し、開けたメールもそのままにして、通報して警察の指示に従う。初めてこうしたメールを受け取った時には、ネットに詳しい息子に連絡を取ったが、警察に専門の部署がある事を知ってからはそちらにしている。

 

やり過ぎかどうかは意見が分かれる所だろうが、最近の物騒なニュースを見聞きしていると、これ位が丁度良いかも、と思っている。

 

嬉しい事に、息子との同居がまもなくスタートする。更にセキュリティシステムが強固になる。あとはせっせと近所付き合いに励むだけだ。